◆残酷なロマンティシズム◆

春一番が吹き、花粉症シーズンも順調に開幕する中（泣）、コバルト文庫31冊目となる新作のおしらせでございます！
久しぶりに本職ジャンルのシリアスファンタジーに戻らせていただきました。ドラマティック・ラブストーリーを目指しましたよ……！

【2017年３月31日発売予定】

すべてがおまえに背いても
　　　　　　　－高貴な罪びとを愛した少女の物語－
　

ファタリウス王国の王子フォルシティアは、初陣の戦場で勝利の女神にその美貌を見初められるが、寵愛を撥ねつけたため、呪いをかけられ敗軍の将となる。
女神に疎まれた高貴な罪びととして監獄島へ流された王子と、島の領主の娘エディスとの出逢い。高潔なフォルシティアに恋をしたエディスは、一途に彼を想い、役に立とうとするのだが――。

デビュー前からずっとずっと温めていたタイトルなので、作品として発表出来る日が来て嬉しいです嬉しいです（涙）
担当さんには、受賞前年の最終選考落選作『一生許されない男』と受賞作『最後のひとりが死に絶えるまで』と並ぶ「物騒三部作ですね！」と言われましたが（笑）
ええ、こういうテイストが私の本職なんですよ……。登場人物たちが皮肉な運命に翻弄されながら、生きるの死ぬのの大変な目に遭っております。
でもこのお話は、物騒さよりドラマティック・ラブストーリーの方が主眼ですから！（ココ重要）
　

イラストは凪かすみ様でございます。
エゼルぶりに、また呪われた王子様と一途ヒロインというお話でお世話になります……！（要するに我鳥さんはこういうシチュエーションが大好きなんですね）
すでに美麗なカバーイラストを見せていただいているのですが、タイトルどおりの構図となっておりますよ、むふむふが止まりませんよ。どうぞお楽しみに……！