新作『Fが鳴るまで待って』発売中!
新作発売のおしらせでございます!
集英社オレンジ文庫から、初めて本を出させていただきました。
【2016年11月18日発売】
Fが鳴るまで待って
天才チェリストは解けない謎を奏でる
偏屈チェリストと字喰い女子高生のご町内ミステリー(クラシックネタもあるよ☆)でございます。
とある事情で心に傷を負い、田舎町へ療養にやって来た天才チェリスト玲央名に、人懐こくてお喋りで字喰いな女子高生モモが懐いてご町内の事件に巻き込んでゆきます。
そして徐々に、玲央名が抱える『事情』も明かされてゆき……。
なぜチェロが題材!? と訊かれたら、そりゃあ、私の趣味で……としか答えようがないのですが(苦笑)
私は趣味でチェロを弾きます。習い始めて10年ほどになります。
でも物書きデビューしてからは練習量が激減し、特に原稿根詰め期に入ると楽器を触る余裕がまったくなくなってしまいます
その上、ず~っと文章を書いて文字だけを見つめる日々を過ごしていると、楽譜の読み方を忘れてしまうのではないかという不安に苛まれるのですが……。
この原稿執筆時に限っては、傍らには常に楽譜があり、何かというとチェロを触って確認しながら書いていたので、いつもの不安とは無縁でいられました(笑)
そしてレッスンへ行けば、作中に出てくる曲について先生に相談出来たのはよかったのですが、一頻りアドバイスをもらったあと、「じゃあ、レッスン始めようか」と言われ、「Σ(OωO ) すみません、作中の曲しかやってなくて自分のレッスン曲の練習してくるの忘れました!!」と謝る……というアホを繰り返しておりました。その節は申し訳ありませんでした、先生!
そもそもこのお話、ミステリアスヒーローを書きたかったんですけどね、や、玲央名はそうなったと思うんですけどね(なってますよね? ですよね!?←必死)、モモのキャラが思いの外、押し出しが強くなってしまって、枚数は膨らむわ話はコメディテイストになるわ……(本人は大真面目なんですけどね!)
おかげで堅苦しいクラシックものにならずには済んだと思うのですが、如何せん、自分が書きたいだけで書いたものなので、この手の題材のお話がどれくらいの方に楽しんでいただけるのか不明すぎます(チェロというだけであまりメジャーではない上に、作中で取り上げている曲もマイナーなものが多い そしてヒロインのキャラがあんな感じ
)
もしも面白いと思われましたら、ご一報くださいね。世界にひとりでもそんな方がいらしたら、書いた甲斐があるというものです(涙)
ついでに、モモの屈託が理解出来るよ、という方もぜひご一報くださいね!(私自身、名前で苦労し続けているので、お友達が欲しい!)
カバーイラストは、よしだもろへさんが描いてくださいました。
とってもカッコイイ構図で、ラフを見せていただいた時からニヤニヤが止まらなかったですよ 本を読み終わってからまたイラストを見ていただくと、いろいろわかることもあるかと思います。
デザインもスタイリッシュにしていただいて、とっても私好みで嬉しいです。
どうぞ皆様、心置きなくジャケ買いしてくださいませ(笑)
なお、巻末にはチェロの構造を紹介するページが付いていまして、そちらのイラストを描いてくださったのは、雑誌掲載版の時に挿絵を担当してくださった三月リヒトさんです。文庫版でもお世話になり、ありがとうございました!
ではでは、私のパッションだけは無駄に詰まっているこの作品が、ひとりでも多くの方に楽しんでいただけることを祈って……
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