◆残酷なロマンティシズム◆

梅も咲き始め、春になってきましたね～。
花粉も盛大に飛んでおりまして、目は痒いわくしゃみは止まらないわで大変な季節になってまいりましたが！

さて、そんなこんなで予定どおり梅の季節に新刊をお届け出来ることとなりました！

あくまで悪魔！

　～おまえに最初で最後の恋を教えてやる～

額に咲く《聖憐の刻印》が散ってしまったディオナ。身体に吸い込んだ魔王の邪気を取り除き、刻印を復活させるため、《悪魔の林檎》を育てることに――！？
そこへ、ナハトに匹敵する林檎オタクの魔女や、天界から大物天使がやって来て――！？
そして、ひたすら林檎を求める魔王の『計画』に巻き込まれたディオナとナハトは――！？

　
　
敢行三度の第３巻、最終巻でございます！
新キャラも登場しながら、魔王様の思惑が明かされます。
……うん、好きなように書いたね我鳥さん。って感じです（笑）
おまけのミニ番外編も書き下ろしました。ポルテが主役です（笑）

カバーは床ドンです！
Webコバルトにて、このイラストの壁紙とバナーもDL出来ます！

ええ、担当さんが帯でも紹介してくれていますが、このシリーズのカバーイラストは『ナハト様の攻めっ気三部作』として、顎クイ→壁ドン→床ドン、と迫り倒していただきました。
挿絵もすごいです。今回は私が我がままを言いまして、見開きが二ヶ所あります。
両方とも同じ場所なのですが、全然雰囲気が違うシーンになるのを絵で見ていただきたくて、本当に深山さんにはご苦労をおかけしたのですが、スンバラシイ見開きイラストを描いていただきました！
（ついでに、「ナハト様が痛めつけられている図をぜひよろしく！」と付け足すのを忘れないあたりが我鳥さん）
さらに、あとがきイラストでは禁断の○○○ボーイが……（笑）

本当にこのシリーズでは、深山さんのゴージャスなイラストに助けていただきました。
読者の皆様からイラストがよかったとご感想をいただく度、自分が描いたわけでもないのに「そうでしょう、そうでしょう！」とニヤニヤしておりました（笑）

デザイナーさんも素敵なカバーデザインをしてくださって、嬉しかったです。
私としては、タイトルがふざけている分、カバーイラストとタイトルロゴはシリアスめにして落差を出したいなあという思いがあり、あらかじめ担当さんに「あんまりポップなロゴにはしないでください」とお願いしておいたのですが、それに加えてデザイナーさんが「サブタイトルはヒーローの台詞という体裁にしたい」という私の目論みも汲んでくださって――結果、シリアスなんだかアホなんだかわからない、非常に私好みのカバーデザインとなりました！
１巻が出たあと、いろんな作家さんから「あの斬新な吹き出しサブタイトルは誰のアイディア？」と訊かれたのが忘れられません（笑）
（あと、タイトルに添えられている『AKUMA de AKUMA！』とか、おフランスっぽいスタイリッシュさがありつつ、でもアホは隠し切れない感じで、たまらんです！）

また、このシリーズを応援してくださった皆様にも大きな感謝を捧げます。
あとがきに経緯をちょっと書きましたが、これは本当にまさかの刊行（敢行！）となった作品だったので、それを３冊も続けさせていただけて、望外の幸せでした。
（花蓮ちゃんも喜んでくれたかな……）

新作もむふむふしながら準備中ですので、またそちらもお手に取っていただけましたら嬉しいです！