新作『あくまで悪魔!』発売中!
ハイ、ちょっと涼しくなってまいりましたが「真夏の三ヶ月連続刊行」と言い張りますよ!
三冊目は新作でございます!
神をも恐れぬ駄洒落たタイトルですが、カバーデザインはスタイリッシュにしていただきました!(笑)
あくまで悪魔!
~おまえには漆黒の花嫁衣装がよく似合う~
不運で不遇な貧乏貴族の娘ディオナは、今の人生を諦めている。その代わり、生まれ変わった未来で幸せになろうと、死後の審判に備えて善行積み立てに励む日々。
そうして健気に清く正しく生きるディオナだったが、父親が作った借金の形に、四十も年上の悪徳商人のもとへ嫁入りすることになってしまう(お約束の不運発動!)
と思いきや、嫁入り道中を悪魔に襲撃され、連れていかれた先のお城には美形でゴージャスな悪魔の王子様が。
「――おまえには漆黒の花嫁衣装がよく似合う」
運命急転、偉そうな悪魔の王子様のもとでドレスと宝石にまみれたゴージャス花嫁生活が始まる!
飽くまで悪魔だらけの環境でもディオナは飽くまで清く正しく善行積み立てに励むが、俺様王子様には大きな秘密があって――!?
いろいろとお約束ポイントを踏みつつ進むラブコメでございます。
ヒーローの背景に事情があるのもお約束です(笑)
登場人物には変な連中が多いです。や、『人物』というより『悪魔』ですが。
「おまえらそれで悪魔なのか!?」
「魔界がそれでいいのか!?」
等々、ツッコミどころ満載かと思いますが、あくまで悪魔です!(キリッ)
イラストは深山キリさんです。
とにかくゴージャスにとお願いして、キラッキラにしていただきました。
特に見開きの悪魔の宴シーンは必見です!
あと、とある三人組登場シーン。これも必見です!
それ以外も全部必見です!
この作品では、『サブタイトル=カバーイラストでヒーローがヒロインにささやいている台詞』というコンセプトにしたい、と思っていました。
なのでカバーイラストもそんな感じに描いていただき、デザイナーさんの遊び心で、サブタイトルをまんま吹き出しに入れていただきました(笑)。本当に喋っているように見えて、深刻そうな絵面に可笑しみがあって、私の超お気に入りデザインです(笑)
なんと、今月もwebコバルトのオススメ文庫コーナーに取り上げていただいております。
壁紙やバナーのDLも出来ますので、ぜひあなたのPCに漆黒の婚礼衣装カップルをどうぞ(笑)
久しぶりの文庫新作でかなり緊張しております
楽しんでいただけましたら幸いです。
どうぞお気軽にご感想など聞かせてくださいませ(ぺこり)
以下はちょっとした補足です。
本作と私が先日まで書いていたシリーズとの関わりが気になる方は、『続きを読む』からどうぞ!
ええと、この作品は、『贅沢な身の上』シリーズに出てきた作中作を新作として書かせていただいたものです(ヒロインお気に入りのマイナー少女小説、といった位置づけで登場した作品でした)
本当に、純然たる新作です。もともとタイトルしか出てこない作中作だったので、本作を読むのに贅沢シリーズを知っている必要はまったくありません。そのあたりはご安心くださいませ!
ただ、贅沢シリーズをご存知の方には、某煌恋検定の問題の答えがわかるかな、といったおまけがある程度です(笑)
……などと書いていたら、某国皇帝陛下の寵妃さんがどうしてもお薦めコメントを述べたいと騒ぎ出したので、一言お願いしたいと思います。
「コンニチハー! 麗鋒国の景遥から来た淑花蓮といいます。私の大好きな『徹底的悪魔(あくまで悪魔!)』が作者の翻訳で作者の国でも発売されるなんてびっくりです! 作者はあのお話の面白さをちゃんと表現出来るのかしら!? 真奏や紫夕さんとも心配だわーって話してるんだけど、まあそれはともかく!
あのねあのね、こういう魔界だったら私も行ってみたいと思うの! 楽しいイベント多そうだし、美味しい設定持ってそうな人(悪魔)がいっぱいいるし、食べもの美味しそうだし! 何よりヒロインが美少女で堅実な努力家だってところが私の好みなの! それでね、ヒーローがこれまた偉そうに見えて実は――むぐむぐっ」
――ハイ、これ以上喋らせたらネタバレしまくりそうなので、淑花蓮さんには帰っていただきました。
面白く出来ていなかったら私の力不足ということで(泣)
もしも楽しんでいただけましたらばとっても嬉しゅうございます(涙)
……以上、前作の主人公から半端ないプレッシャーをかけられている作者の図、でございました
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