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受賞一作が載りました。

雑誌Cobalt11月号が発売になりました。
私の受賞一作『あなたの香りが消えるまで』を載せていただいています。
イラストを描いてくださったのは、凱王安也子さんです。
私の頭の中だけにいた時点の主人公は、『くたびれた田舎のあんちゃん』だったのですが(←ってオイ、少女小説!)、かっこよく描いていただいて。
それに『鍋を背負った少女』も可愛くって、『嘘つきな貴公子』も素敵でっ!
(↑なんか、こう書くと登場人物がみんな変……。
こんなところでお礼を言うのも何ですが、本当にありがとうございました。
 

さて、次号予告に自分の名前を見ただけでビクついていた私が、実際自作が載った雑誌を手にしてどんな具合だったか、というと――。
 

実は、この作品を書き上げてから今までいろいろ忙しくしていたので、話を自分でも忘れかけてたんですね。
なので、「ああそうそう、こういう話だったー」と結構新鮮な気持ちで読み始めたのです。
ところが読み進むうち、だんだん手が痺れてきまして。雑誌を持っている両手が冷たく強張って、どうにも感覚がおかしい。身体も冷たくなったり熱くなったり、動悸と呼吸は乱れるし、喉が渇くわ目の前が霞んでくるわ……。
ぶっ倒れこそしなかったものの、予想どおり明らかな身体の変調に見舞われてしまいました。どこまで小心者なんだ私。
 

自分の書いたものを他人様の目にさらすというのは、こんなにドキドキすることなんですね……!
 

なんと言いますかもう、読んでくださった方がこのお話をどんな風に感じたのか、想像するだけで目眩がします。
でも私は、こうやって作品を世間様へ向けて発表出来るようになるために、しつこく小説を書き続けてきたわけで。怖がってばかりいたら駄目なんですよね。
他人様に作品を読んでもらうのは、ドキドキするけど、とても嬉しいこと。その感動を忘れないように、これからも頑張ります!

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